溶接ロボット導入マニュアル -製造業の未来をつなぐ- » 溶接ロボットメーカーリスト » 安川電機

安川電機

豊富なアイデアで独自のソリューションを展開している安川電機について調査しました。

安川電機が取り扱う溶接ロボットの特徴を解説していきます。

安川電機の
溶接ロボット

アーク溶接用途最適化ロボット
ARシリーズ

スポット溶接用途最適化ロボット
SPシリーズ

安川電機の特徴

独自のソリューションによる
課題解決

デジタルデータを活用して、高品質な溶接を可能にするアーク溶接ロボットを提案したり、退避動作を自動生成することで異常時のライン復旧を容易にしたりと、安川電機が取り扱うロボットはアイデア満載です。

スポット溶接に特化したロボットや、アーク溶接に特化したロボットを開発・製造し、安川電機ならではのソリューションにより、ユーザーの様々な悩みを解決に導いています。

ロボット製品向け
クラウドサービスを用意

ユーザーが所有するロボットをクラウド上で管理できる「MOTOMAN-Cloud」は、トラブルが発生した際に迅速な問題解決に役立ちます。

従来ならば、故障しているロボットの製品仕様や機種名、どのようなアラームが生じたかなどの情報を的確に伝達しなければなりませんでした。

しかしMOTOMAN-Cloudで管理されているロボットは、安川電機のサービス部門と直結しているので、情報共有がとてもラクに。そのため、スピーディな対応が期待できます。

展示会にて安川電機の魅力を発信

安川電機は多々ある展示会に出展し、同社のロボット製品の魅力を伝えています。

産業用ロボットをスムーズに導入するには、導入予定のロボットを実際に目で見ることが大切です。

展示会では、ロボットの仕様や安川電機が掲げるソリューションなどをチェックできるでしょう。

またネット上で安川電機の製品を見ることができるオンライン展示会も開催する場合があります。

「展示会場に出向く時間がもったいない」、「仕事が終わってから家で確認したい」などの要望がある人はコチラを利用してみるのも良いかもしれません。

安川電機の取り扱いSIer

溶接ロボットSIer
(システムインテグレータ)
リストを詳しく見る

安川電機の溶接ロボットの導入事例

ロボットオンラインシステムとの連携で作業効率が165倍に

数万種の金型を使って、200品種の耕うん爪の製造を行っていた小橋工業では、熟練の職人による手作業が主体となっていました。しかし溶接ロボットシステムと3DCADを連携させることで、作業のオートメーション化に成功しており、処理時間を大幅に短縮することが可能となりました。労働生産性は165倍にまで向上し、作業に必要とされていた職人の数も2人から0.2人にまで圧縮できたことがポイントです。

また、従業員を過酷な作業から解放したことで労働環境の面も向上しました。

属人性の高かった作業をロボットシステムによって効率化

薄板部品のレーザー溶接を行っているダイニチ工業(株)では、多様なニーズに応えられるよう短納期・多品種生産を請け負っているものの、精密なレーザー溶接加工ではどうしても職人の手作業に時間がかかっていました。そこでガルバノスキャナや溶接ロボットなどを導入したところ、従業員の目視に依存していた品質管理が効率化され、作業の正確性も向上しています。

数字で見ても、1セットあたり482秒かかっていた作業時間が116秒にまで圧縮され、生産性が4倍以上になるという成果を達成しました。

熟練溶接工による4時間の手作業をロボット導入で1.5時間に

広島市にある江波工作所では、外観部溶接工程の品質を維持するために、1品ごとに熟練の溶接工による手作業を行っていましたが、作業時間が1製品あたり4時間になるなど業務効率化が課題となっていました。そこで多関節ロボットを導入して職人とシステムによるハイブリッドな溶接加工環境を実現したところ、作業の7割をロボットがカバーできるようになり、生産性が1.5倍にまで向上しました。

また、通常ラインでは製作できない長尺品の溶接にも人とロボットが連携して行っています。

組立工程へのロボット導入で生産性を向上

自動車の車体や部品の溶接・組立を行っているワイテックでは、溶接設備の治具交換にリフトを使用した人の作業を行っていましたが、実際には不具合が生じており生産性が滞っていました。

レーザーセンサーと複数のロボットを導入して自動的な治具交換体制を確立した結果、2時間かかっていた交換作業が30分にまで短縮され、大きな車輌部品を取り扱う作業員の負担を軽減できたことも成果です。

加えて、多品種生産の計画が実現に近づき、事業の発展性が拡大したことも重要です。

6種類の製造工程にロボットを活用して手作業を一部自動化

岩手県の産業振興では、工事現場で使う工事養生材料(メトロデッキ)の製造を行っていますが、仮溶接や本溶接、穴開け加工など6つの工程が必要であり、従来は手作業で対応していました。

そこで、ロボット化が有効な対象として仮溶接・文字書き・穴開け加工の3工程に注目してロボットシステムを導入したところ、工程の一部自動化が実現して労働生産性が1.16倍に上昇したそうです。

また、現場での稼働を実際に確認することで今後の発展性を検証できたことも重要です。

ニーズ別
溶接ロボットの導⼊に
おすすめの会社3選
あなたはどれ?
ニーズ別おすすめ溶接ロボット会社
はじめて
溶接ロボットを導⼊するなら
イラスト
仕様書作成からまるごと
お任せできる
三葉電溶社

この会社を⾒る

仕様書のとおり構築
してほしいなら
イラスト
アイディアを
組み⽴てできる
サンメカニック

この会社を⾒る

溶接ロボットを
直接購⼊したいなら
イラスト
新しい機械を
直接購入できる
ダイヘン

この会社を⾒る

※選定基準:三葉電溶社:仕様書から設計までトータルサポートが可能、サンメカニック:大手自動車メーカーの取引実績が豊富、ダイヘン:溶接ロボットトップシェアメーカー。