溶接ロボット導入マニュアル -製造業の未来をつなぐ- » 溶接を自動化する溶接ロボットとは » 溶接ロボットの精度

溶接ロボットの精度

質の高い製品をつくるには、溶接ロボットで適切な位置に溶接を行わなければなりません。そこで重要とされるのが溶接ロボットの精度管理です。

溶接ロボットの精度は±0.1~0.15mmとされていますが、ワーク固定ジグや制御装置にて管理を行って精度を保つことが大切となります。

また溶接ロボットの精度は、センサによりロボットの動作を検知するセンシングにより管理することも可能です。

溶接ロボットの精度とは?

溶接ロボットの精度とは一点に決めた溶接位置に、どのくらい正確に溶接ができるかを測るものです。

溶接ロボットは自動的に決められた一点に対して繰り返し溶接を行うようにプログラミングされており、通常、±0.1~0.15mmの精度で溶接を行います。

溶接ロボットの精度を管理する方法

適切なワーク固定ジグを準備する

溶接ロボットの精度は、ワーク固定ジグいかんにより変わるため、適したものを選ぶことが大切です。

ワーク固定ジグはワーク加工と位置決めの基準面が同じになる構造とし、スパッタが付着して動作不良にならないよう、定期的な清掃が欠かせません。

またクランプの位置を溶接部の近くにし、大きさ・位置・操作方向に気をつけながら、作業性に配慮することもポイントのひとつです。

制御装置にてティーチングを行う

溶接ロボットの精度を管理するには、制御装置にてティーチングを行うことが必要不可欠となります。

制御装置とは溶接ロボットの構成品のひとつで、ロボットを自動で動かすためのコンピューターのことです。

溶接ロボットの動きは制御装置のプログラムどおりとなるため、溶接精度を高めるにはティーチングを行います。

溶接ロボットの精度を保つセンシング機能

質の高い製品をつくりだすには、溶接ロボットの精度を適切に管理することが求められます。

ワーク固定ジグや制御装置での管理も重要ですが、溶接ロボットの一連の動作を、センサなどで検知するセンシング機能により管理することも可能です。

センシングに関しては本サイトで詳しく解説していますので、溶接ロボットの精度管理のための参考にしてください。

溶接を自動化する溶接ロボットを
チェック

ニーズ別
溶接ロボットの導⼊に
おすすめの会社3選
あなたはどれ?
ニーズ別おすすめ溶接ロボット会社
はじめて
溶接ロボットを導⼊するなら
イラスト
仕様書作成からまるごと
お任せできる
三葉電溶社

この会社を⾒る

仕様書のとおり構築
してほしいなら
イラスト
アイディアを
組み⽴てできる
サンメカニック

この会社を⾒る

溶接ロボットを
直接購⼊したいなら
イラスト
新しい機械を
直接購入できる
ダイヘン

この会社を⾒る

※選定基準:三葉電溶社:仕様書から設計までトータルサポートが可能、サンメカニック:大手自動車メーカーの取引実績が豊富、ダイヘン:溶接ロボットトップシェアメーカー。