自動溶接用ロボットシステムのワーク情報からプランニング、設計・製作、アフターフォローと溶接工程を総合的的にプロデュース。単品での商品販売もおこなっています。
技術者2名体制でやっていたボルト製造ラインを、溶接ロボット1台と軽作業者1名に。2名の作業員でおこなっていた仕上げ工程も、作業員1名にスリム化。1時間当たりの生産性が70%アップし、人件費60%カットが達成。
溶接作業員は難しいですが、溶接ロボットを導入したことでパートさんでも対応可能になり、人材確保も容易になりました。
自動車部品製造業の排気系製造ラインにおいて、別々のロボットでやっていた2つの工程を、まとめて1台でできるロボットに変更。
空いた場所に新工程を入れることができ、ワークの対応数からもオペレータを増やさないで多品種に対応できるようになりました。
バルブ製造会社の特殊ガス配管製造ラインにおいて、手作業でやっていた工程をロボットに変更。
製品のバラつきにも対応可能のロボ溶接で、配管部品6部品を1工程で溶接できるようになりました。結果、生産数量が4倍以上に増加。
これまでは形が少し変わっただけで、治具入れ込み工事の際に大幅の電気工事が発生していました。しかし、今回標準化されたのでこれからはタッチパネル上でセットするだけで良くなりました。
2軸ポジショナに水冷配管を通すことは不可能だと考えていましたが、それが実現できて品質が上がりました。それも、エンドレス仕様なのでタクトタイムも短縮でき、まさに一石二鳥です。
マフラーフィニッシュパイプスポット溶接装置において、アルゴンガスをワークとガンの周囲に留めることで打点周辺に焼け防止。本当に焼けのないスポット痕となっているので研磨根底を削減でき、人員を他に回せました。
薄板円筒の突合せ高精度レーザー溶接で、クランプの仕方の創意工夫によって突合せ制度を0.01mmに高め、全品X線検査で歩留99.8%を達成できました。開発要素のある難しい案件でしたが、前向きに共に取り組んでいただきプロジェクトを完了できました。
三葉電熔社の溶接設備の設計や製作の具体的な事例を見ていきましょう。顧客のニーズに沿って創意工夫をし、貢献度・満足度ともに高い技術を提供しています。
溶接は自動化で、安価で簡素な溶接設備が欲しいという要望に対し、ワークセット・クランプはハンド、溶接のみ自動にしました。ワークの形状がラッパのような形状だったため、溶接箇所の位置決めが難しかったのですが、クランプの数を増やしてワークを固定し、溶接位置が安定しました。
溶接高さの精度を上げるために、ワーク上押さえにシム調整を追加。ワークを3箇所で均等に押さえられたため、高さが安定しました。さらに、設備寸法をコンパクトにし、ワークの種類ごとに初期・本電流・クレータの電流調整をアナログでできるように。ラッパ形状のワークにもかかわらず、簡素仕様の治具での溶接設備に仕立てたため、設備価格も抑えられました。
熟練溶接工による仮付け・本溶接×2姿勢のハンド溶接を、ロボットによる1姿勢連続溶接へ全自動化しました。 ロボット導入により、生産性を大幅にアップし、省人化を実現。今後それに大型の部品の溶接をこの設備で行うかもしれないことも鑑みて、ロングリーチタイプのロボットに変更しました。その結果、タクトタイムが70%短縮(生産数量/日が5倍)となりました。以前は作業者がワークにガバリをセット→溶接→裏返してガバリをセット→溶接という流れだったのが、ロボットが一方向からの溶接をするので、ガバリセットの必要もなくなったのです。
また大型ワークは熟練溶接工が2人がかりで溶接をしていたところ、今はオペレーター1人が対応しています。溶接経験のない人でも操作可能になったうえに、品質も均一になりました。
薄板円筒の突合せTIG直線溶接ナメ付け野溶接速度を2m/minに高速化しました。溶接位置決めのシリンダー強度アップとガイドシャフト2本を追加することで、位置決め精度が安定しました。
溶接位置の突合せ精度を出すために、ワーク両サイドクランプ位置は上下システムを追加し、均等にクランプできるよう調整。これによって突合せが安定しました。スピードを上げるために、溶接機の高速パルス機能を使用し、出力電流を上げても弊害が出ないよう、条件だしを細かく行いました。またそれに対応できる電源を選定して、安定的に高速溶接を可能にしました。溶接速度を高速化でき、サイクルタイムが速くなって生産性がアップ。スピードアップしても不良率を上げないために、治具の改善も行い、溶接条件を最適化して品質の維持に成功しました。
昭和26年に創設した、70年以上の歴史と実績がある会社。溶接に使用する材料屋としてスタートしました。
ただ単に産業ロボットを提供するのではなく、溶接に関する前後の工程も含めた、仕様書の作成、費用対効果の算出といったコンサルにも対応しています。
溶接ロボットには、業界でも大手のダイヘン社を使用。
その導入相談では、簡易現場診断や生産数量・タクト・人件費等のデータ整理、レイアウト構想の提案、投資対効果の算出、コスト算出まで見積もり無料で提案してくれます。
また、溶接ロボットの仕組みに不慣れでも安心して導入できるサポート体制が用意されています。
ロボット導入後のティーチングを容易にする、溶接ロボットの標準的から高度な訓練まで多数のコースを提供しています。
労働安全衛生法で定められている産業用ロボットのための特別教育も含まれており、ティーチングなどの操作でエラーが出た場合やわからない事などには、遠隔で共有するリモートメンテナンスも可能となっています。
三次元溶接の高品質化や作業の効率化を実現する溶接ロボット。三葉電熔社では(株)ダイヘンのロボットを取り扱っています。
ケーブル内蔵タイプで、ロボットP点から6軸が動軸上に回転するため、トーチが入りにくい狭い箇所の溶接に適しています。TIGトーチ等、搭載できないトーチがあります。また、パワーケーブルが周囲に干渉することはありません。
ケーブル外出しタイプ。トーチが重たい場合や形状が特殊なトーチでも搭載可能です。ただし、パワーケーブルは外出しなので干渉に注意が必要です。
コンパクト&パワフルが特徴。小型ながらも多彩なツールを搭載でき、サーボトーチやレーザーセンサも搭載可能です。
ケーブル内蔵タイプです。B6ロボットでは搭載できない重量のトーチやアクセサリを搭載できます。中厚板の開先溶接等でウィービングを必要とする場合など、動きが激しく、かつケーブル内蔵で可搬重量を必要とする場合に最適です。
手首軸許容モーメントが大きく、ウィービングを必要とする厚板溶接に性能を発揮します。また、溶接トーチ以外の特殊ツールの搭載も可能です。
特殊ツールの搭載や、搬送用など幅広い用途に使用できます。
主に搬送用(マテリアルハンドリング)で使用します。
主に搬送用(マテリアルハンドリング)で使用します。
回転ケーブル中央には中空穴が貫通しており、ケーブル、ホース類を通すことが簡単にできます。
治具の重さ、大きさ、機構に合わせて可搬重量のポジッショナーを選択可能。ワークの重さや重心位置によっては反対側にテールストックを追加してダブルサポートとする方法もあります。
回転ケーブル中央には中空穴が貫通しており、ケーブル、ホース類を通すことが容易です。
治具の重さ、大きさ、機構に合わせて可搬重量のポジッショナーを選択できます。ワークの重さや重心位置によっては反対側にテールストックを追加してダブルサポーにすることも可能です。
回転ケーブル中央には中空穴が貫通しており、ケーブル、ホース類を通すことが簡単にできます。
治具の重さ、大きさ、機構に合わせて可搬重量のポジッショナーを選択可能。ワークの重さや重心位置によっては反対側にテールストックを追加してダブルサポートとする方法もあります。
1軸ポジッショナーに比べて省スペースの範囲でさまざまな溶接姿勢を取れます。複雑なワークや工程、1軸だけでは下向き溶接姿勢を維持するのが難しい場合におすすめです。
1軸ポジッショナーに比べて省スペースの範囲でも、さまざまな溶接姿勢を取ることが可能です。複雑なワークや工程をはじめ、1軸だけでは下向き溶接姿勢を維持するのが難しい場合に向いています。
1軸ポジッショナーに比べて省スペースの範囲でさまざまな溶接姿勢を取ることができます。ワークや工程が複雑な場合、また1軸だけでは下向き溶接姿勢を維持するのが難しい場合におすすめです。