神戸製鋼所（コベルコ）の溶接ロボットに焦点を当てて解説しているので、産業分野の生産性アップを図りたい企業担当者はぜひ参考にしてください。
神戸製鋼所は溶接に特化したロボットや、溶接電源とその装置、溶接材料など、溶接における幅広いメニューを取りそろえているメーカーです。
1911年に設立して以来培ってきた知識と技術により、溶接施工の効率化を図る手伝いをしています。
神戸に本社を構え、全国の各エリアに支店を設置。兵庫県を中心に設けてある研究・開発センターや工場では、社会の発展に貢献する多様な製品を製造しています。
神戸製鋼所のグループ企業であるコベルコROBOTiX株式会社は、神戸製鋼所のロボットによる生産性向上を徹底的にサポートしています。
トラブルが生じた場合でも、迅速かつ的確に対応してくれるので、生産ラインの停止時間を少なく抑えられるでしょう。
また、必要なパーツのデリバリーサービスも提供しており、ユーザーがわざわざ購入しに行くという煩わしさもありません。
導入後に「ロボットを改造したい」「ソフトのバージョンアップをしたい」という要望にも対応可能なため、充実したサポートを受けられます。
神戸製鋼所は、生産支援システム AP-SUPPORTを提供しています。
グラフや映像をモニタに映すことで、生産現場の見える化を図るシステムです。これにより、稼働実績やエラー履歴、溶接中の様子（トーチの動き等）を把握。
溶接不良を発見して品質の向上に繋げたり、トラブルの原因をいち早く究明したりなどに役立てることができます。
また、生産支援システムとは別に、教示作業支援システムも提案している神戸製鋼所。オフラインティーチングにより、生産ラインを止めずにティーチング作業が可能に。
プログラム編集ツールや自動プログラム作成機能を搭載しているため、生産環境に合ったプログラム生成もできます。
溶接ロボットSIer
（システムインテグレータ）
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建築鉄骨メーカーの株式会社イトーでは、溶接工職人の高齢化が進んでおり、近い将来に溶接加工を任せられる職人が不足することが予測されていました。そこで神戸製鋼所の溶接ロボットを導入して溶接作業を自動化したことで、職人の技術に頼り切りだった溶接作業を合理的に行える環境が整い、人手不足問題の解決と業務の生産性向上が同時に実現しました。
また、協力会社も同じロボットを導入していたことで連携が強化され、今後は大型溶接ロボットの導入も検討されています。
